2008年11月05日

オバマさん

オバマさんが当選しましたね。

私が米国政治を語るなんておこがましいです。ただ、アメリカ中西部に住んだことがあり(当然ながらそのKS州ではマケイン当選ですよ)、あの国の人種差別の根深さを肌で知っているので、今回の選挙は非常に気になるものでした。今日はずっとネットで開票速報を見てしまいました。

スピーチ・トレーニングを受けている人の言うことですので話半分で聞いていますが、それでもオバマさんは思想がニュートラルでいいなーと感じたのはこのインタビュー。
 
米政界一のスピーチの名手
妻と娘、そして女性を語る


教科書的でつまんないところも多々ありますが、

「(父親としての役割を問われて)私の著作が売れて、家計が楽になったのは大きいね。気軽にテイクアウトを頼めるようになったし、週に1〜2度家政婦さんに掃除洗濯を頼めるようにもなった。アメリカ女性の大半が手にできない贅沢ができるようになった」

とか、

「(ミシェル夫人が高い年収を稼いでいたことに関して)結婚して13年のうち11年は私のほうがずっと稼いでいたから、たいした問題にはならなかった。残りの2年は上院議員選に出馬していた時期で、それはそれで大きな手応えがあった。だから、自分がだめな男だと自信をなくしたことはない。」

とかはよく言ったという感じ。女性(一応)として、こういうことを口にするというのは素直で健全な男性だと感じます。わたくし、中途半端にいい人ぶってこういうことハッキリ言わない男性とか、自分がアカウンタビリティを果たしていないことを棚に上げて旦那の愚痴を言う女性とか大変苦手なのですが、これを読む限りではオバマさんは完全ではない一人の人間として、ちゃんと問題の本質を見てるなーという印象。ちょっと欠点があって、頭がよくて、客観的に自分を見られる人が私はとても好きです。

期待値が高い中でやるのは難しいし、一企業ですらあんなに大変なんだから国のCHANGEはなおさらと思いますが、良くも悪くも(良し悪しは結果ですから)変化に繋がる歴史的な一歩です。少なくとも、変化の必要性を皆が認識する、というだけでもとても健全な組織のあり方だとも思います。

ちょっと嬉しい一日でしたー。

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2008年07月06日

B級松阪牛

VFSH0004.jpg私の地元・三重には松阪牛の「挽き肉」があります。それで作るハンバーグはまじうまい。
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2008年06月28日

梅仕事その後

VFSH0697.jpg氷砂糖溶けましたー。
梅も色が変わってきました。
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2008年06月21日

梅しごとデビュー

福井産青梅を、香りに惹かれて購入。

一年中手に入るものが増えた昨今ですが、青梅だけはこの時期しか見ないですよね。スーパーの店頭で季節を感じられる、数少ないアイテムの1つかもしれません。
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青梅といえば梅干しか梅酒かだと思うのですが、その昔ぬか漬けで挫折したことがあるので、きっと本当に好きなものしか続かないのではないかと思い、梅酒づくりにチャレンジしてみることに。調べてみたところ梅酒の標準的な割合は 焼酎:梅:氷砂糖=1.8L : 1.0kg : 0.5kg のようです。でも普通の梅酒だと私には甘すぎるので、今回は自分の好みと梅の重量を反映して、 焼酎:梅:氷砂糖=1.7L : 0.98kg : 0.3kg の割合に決定。(自分の覚書として書いておきます。)

作り方は、各作業の意味さえ理解していれば極めて簡単。

1)梅を洗って乾かして、ヘタを取って、氷砂糖と交互に殺菌した瓶に入れる。今回は成熟が進んでいる梅なので、洗浄後のアク抜きはパスしました。
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2)ホワイトリカーの味はあまり好きではないので、黒糖焼酎(朝日30度)で漬けることに。ちょっとアルコール度数が低いけど、酒屋さんに相談したところ大丈夫だと言われたので信じてみる。なおアルコール度数が高いウォッカなどで作ると、梅の実がしわしわにならずおいしく食べられるんだそう。
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ところで、梅の加工品を作る作業を「梅しごと」って言うそうです。初めて知ったけど素敵な言い回しだ。こういうワーディングに触れるたびに、日本語って美しいな、日本の季節を愛でる文化って素晴らしいなと思う。

ご縁のある福井の青梅×奄美の黒糖焼酎でつくる梅酒。3ヶ月後がすっごい楽しみです。美味しくできるといいな〜。それまで待てるかな〜。
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2008年05月17日

ツマモノ使用例@温泉旅館

今月は出張が多いですよ!論文プロポーザルも佳境ですよ!

でもその合間をぬってオットとプライベート旅行にも行くわたくし。だって結婚記念日なんだもん。
(行き帰りの電車の中および旅館ではずっと論文のための読書ですが)

今回の旅館も、インテリア・温泉・お料理・サービス、すべて期待通りで大満足。でもついついプライベートなのに、こんな山奥でこんなハイレベルの都会流サービススタッフを揃えるのは大変だろうな〜とか、年配の夫婦が多いけど旅行会社への営業が強いのか?とか、レストランが3つもあるけど食材共有できるからお得なのかな、とか考えてしまう私。職業病?

ところでこの旅館は松本の山の中にあるのですが、お料理にとても印象的にツマモノが使われていましたので、いろどり研究者としては記録せずにはいられませんでしたよ。

漆のワインクーラーに白い紫陽花が!涼しげで素敵〜。
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確か蕗の葉。壺の中には湯葉が入っていました。
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なおツマモノは周りで採集したり市場で買ったりしてるそうです。徳島のおばあちゃんたちに見せてあげたいと思うけど、あの人たちのことだから既に知っているような気もします。


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2008年04月11日

最近嬉しかったこと

忙しさにかまけて、ずいぶんとブログを放置してしまいました〜。
新年度になったことだし、ちゃんと再開せねば。過去分もこっそり足しておきます。

さてこの4月の大きな変化の一つと言えば、ソーシャルベンチャーパートナーズ東京(SVP東京)の事務局を辞めました。今年は博士論文に集中するために仕事を減らしておりまして、その一環として多くの時間をとられるSVPからは離れることにいたしました。

気がつけばKBSの同期にファウンダーの一人をご紹介いただいたご縁で、足かけ4年間も関わっていました。でも最初から私は仲間というよりは場づくりを担うスタッフという意識でいたせいか、今回離れるにあたり実はそれほど寂しくはなかったりして。引き継ぎはちゃんとやったし、自分の出来ることはすべてやったという気持ちが強いので、後悔はなし。それに大切な人たちの関係はSVPを離れても続くだろうし、それで十分かなーと。今年はいろんな意味でSVP東京は飛躍の年になると思いますので、それを間近で見届けられないというもったいなさ感は若干ありますけれどもね。でもそれ以上に、SVPの優秀で個性の強い方々からいただいた学びを活かして、今後は本業で結果を出していきたいと思っています。

そんな感じで未練は全くない私でしたが、離れるにあたり、いろんな方から温かいお言葉やプレゼントをいただきました。心の底から有難いと思っています。とってもとっても嬉しいので、ブログに載せておこうと思いまして。ものをいただくというのももちろん嬉しいのですが、「甘いものが好きと聞いたので」とか、「あそこのケーキが好きと言っていたから買ってきました」とか、「先日バラを欲しがっていたでしょう」とか、メールや手紙とか、そういう思い遣りの方が1,000倍嬉しいですよー!そういう方々にお会いできて、気持ちをかけていただいただけで、この4年間は十分におつりがくると思っています。もう本当に、本当にありがとうございました!!そして今後とも、個人として、どうぞよろしくお願いいたします。時々は飲み&ケーキ行きましょうね。

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左: オーボンヴュータンのケーキですよ!!ここのケーキ大好きなんですー。
中: 憧れのサダハルアオキ、初めて食べました。チョコレートがリッチで美味しい。
右: カードと、なぜに芋けんぴ&柿の種・・・?でもそのセンスがめっちゃツボ。

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私が好きなバラの入った花束と、ソーシャルベンチャーである池内タオルのタオル。


という、嬉しい話を、新年度の最初かつ復活のエントリーとさせていただきました。
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2008年02月02日

優しいひと

ここ数か月、自分の中で温めているビジネスプランがありまして。ビジネスプランといっても、アイデアに毛が生えたくらいのもので、特に収益モデルなぞは全くできていないわけなんですが、一度その話を友人のベンチャーキャピタリストKさんにしたことがあります。

今考えるとアホみたいに無謀なんですが、でも自分のやりたいこと見つけて、ちょっと浮かれてたこともあり。そしてその友人は、ビジョンに溢れる起業家さんたちを中心に投資するキャピタリストだったので、なんとなくわかってくれるかなという甘えがあったことも否定できない。

で、その結果。

「それアナタがやる意味あるの?」と言われ、返答に詰まる。
さらには「傍観者に何が分かるの?」「何で現場行かないの?」とも言われ。

自分の企画の薄っぺらさを突かれた上、市場競争という視点が欠けていたことにそこで初めて気づかされました。確かに自分が出来ることを中心に考えていたから、市場から見たときに私がそのビジネスを手がけるうえでの競争力が何かということを、Kさんに言われるまで全く考えていなかった。それに私は研究者にしては比較的現場に出ているほうだとは思うのですが、所詮は第三者であり中途半端だという事実を突き付けられ。さらにそれを100%否定できない自分にもガッカリです。

満身創痍で帰宅する私。しばらくKさんには会いたくないとまで思ってしまった。

でも、その後たまたま彼の支援を受けている友人Mさんに会う機会があったので、そのサンドバック状態を報告しました。するとMさんいわく、それはKさんなりの応援の仕方なんだそうです。

その「自分がやる意味」という問いは、元コンサル・現VCという立場のKさんも同様に悩み抜いているところであり、自分が苦しんでいるからこそ私にも問うてくるのだし、逆に私が回答を持っているのであれば応援するよ、という意味なのだとのこと。またVCとして投資先がライバルに負けていくところを見ているからこそ、本気で「私がやる。私でなければ、やれない」という強い意志と意味がないと競争に負けるということも分かっており、そこをまずは私に問いたいのだということ。そして安易な賛成も無関心も示さなかったということは、Kさんが私を大切にしてくれているからこそであり、応援の気持ちでもあるのだということ。

私はそんな意味は全く汲み取れていなかったので、びっくりしました。そしてすごくありがたかった。

私のアイデアはソーシャル色が強いものなのですが、そういういわゆる「いいこと」のビジネスだと「それいいね」「必要とされてるよ」という肯定的なコメントばかりをいただきやすいんですよね。志を持って頑張っている人にネガティブなコメントをするのは難しいですから、多くの人は細かいところに目をつぶってでもポジティブなことばかり言うでしょう。でも私はそうやって周りが無意識に煽った挙句、プランに隙ができてビジネスとして立ちいかなくなった例を見ていまして、その怖さを痛感しています。だから、自分にとって必要な、でも耳の痛いアドバイスをいかに集めるかというのは意識していたつもりです。なのにこの有様ですよ。競争優位なんてMBAの超基本なのに、スコンと抜け落ちているという。自分のことに客観的になるって本当に難しいなあと思う一方で、それを教えてくれたKさんに感謝しました。Kさん、私みたいな発想で失敗している人を散々見てるんだろうなー。引き返せるうちに気づけて良かった・・・。それ以来、アイデア自体は諦めていませんが、ビジネスプランは再検討中です。

私はその人にとって耳当たりのいいことばかり言うのは、優しさではないと思っています。たとえ耳が痛くても、その人の成長に必要なことを言ってあげることが本当の優しさだと思う。まあ、言い方がまずいとちゃんと伝わらないというリスクはありますけれども(私も今回Mさんがいなかったら分からなかったかもしれないし)。そんな私はKさんはすごく優しい人だと思うし、信頼しています。もう少しプランが形になったら、またKさんに見せたいと思っています。
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2008年01月27日

SVP箱根合宿

ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京LLCの合宿で、箱根に行ってきました。

最近パートナーが増えたので、お互いをよく知ったりビジョンを共有したりという場が必要になったこと、来月に控えた投資委員会の評価基準の見直しなどを、がっつり夜を徹してやりましょうというのが目的です。普段はメールベースで活動しているバーチャル組織だと、どうしてもFace to Faceで話す機会が少ないので。パートナーの会社の保養所をお借りして、総勢21名で出かけました。

渋谷集合で貸切バスに乗って箱根まで。
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評価基準について熱く議論する人たち。アウトプットはともかく、このプロセスを共有することが大事なのです。
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SVP Wayを作るためのキーワード出し。
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カードゲーム「グリーンアップル」で、いい大人たちが深夜まで盛り上がる。ゲームは人柄が見えるので、実はコミュニケーションにとっても効果的なのです。昔、組織改革のリーダーさんにも「昼休みはいつも幹部を部屋によんでトランプをしていた」という話を伺ったことがあります。
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翌朝の箱根は雪景色でした。
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ところで、私は幹事の一人でした。いつもは自分で手を動かして手配もろもろをするんですけど、今回は若手のパートナー2人がその手の作業を企画からすべてやってくれましたので、とっても楽ちんでした!ありがたいなー。私は何をやっていたかというと、状況を把握し、雑音をブロックし、若手では言いにくいことや気が回らないところをカバーし、相談されたら口を挟み、て感じでした。一言でいうと、彼らがやりやすい環境を確保するマネージャーに徹したのですが、それがすごーく楽しかった。マネジメントって、こんなに面白いものなのかと思いました。

これまではどちらかというと、早いし思い通りになるからという理由で、全部自分でやる方が多かった私。でも、確かに「自分の」思い通りのものにはならないけど、現場の人がやりたいようにすることが実は一番いいアウトプットが出せる方法なんだということを実感することができたし、自分が実はそういうマネジメントのやり方が好きだし向いてるかもということにも気づけたのは、今回の経験、またこのお2人のおかげですね。それが、ビジョン共有より何より、私にとっては一番の合宿の成果でした。

うーん、SVP東京の活動から学ぶことは多いなあ。

(おまけ)もはやお約束、本日の戦利品。
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静岡・駿河マグロキティと、神奈川・箱根駅伝キティ。
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2008年01月11日

勝利の定義

いま、すごーく好きなTVコマーシャルがあります。

競輪のイメージCMなんですが、それぞれの人生を背負った9人の個人が都内の公道を自転車で競うというもの。人生の「勝ち」って主観的なものだと考えている人たちが、客観的な「勝ち」であるバンクのゴールを目指す姿を通じて、自分にとっての「勝ち」って何だろう?というところを問うてきます。登場人物9人のバックグラウンドの設定がリアルなこともあり、深く考えされられました。

CMはホームページから見られますのでぜひ!
「勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。」

真剣にロードレーサーに乗っている表情も素敵です。私はROIを考えてしまうので賭け事はやりませんけど、競輪選手のドキュメンタリーは何度か見たことがあり、体一つで勝負の世界に生きる人はかっこいいなあと思っています。アントレプレナーとも共通するところなんですが、結局私は、自分の意思でリスクを背負い、そのために不断の努力をしている人というのがすごく好きだし、自分もそうありたいと思っているんでしょうね。

(余談ですけど、最初公道を走っているときはブレーキ付きロードレーサー、舞台がバンクに移ったらブレーキなしロードレーサーが使われており、きちんと道交法に則って作ってるんだなあと感心しました。)
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2008年01月09日

2008年の目標

今年の目標は、何といっても「博士論文」です!

仕事大好き、事例大好きですが、それらが活かせるのはアカデミックな基盤があってこそだということを忘れてはいけない。環境的にもあまりのんびりしていられないので、今年はまず論文が第一優先です。

皆様、ご指導よろしくお願いします。


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2008年01月07日

お正月イベント

*写真追加しました*

(すでに年が明けて1週間が経ちましたが)明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

我が家のお正月は one of 長期休暇くらいの感覚です。私は昔から「正月に帰省する」という習慣がないし、オットの実家は同じ市内なので散歩気分で行けるし、おせちはオット実家からもらうし、大掃除は春にするものと考えているし。そうなるともう特にすることがない・・・。

VFSH0528.JPG 年越し蕎麦は毎年オットが作ってくれます。

この年末年始の特筆すべきイベントと言えば、
 ・紅白で初めて歌う寺尾聰を見た
 ・今年もNHK「年の初めはさだまさし」があった
 ・「機動戦士ガンダム」見た
 ・友人が遊びにきた
 ・オットがロードレーサーを買い換えた
 ・PCを買い替えた
あたりです。地味〜。

ガンダムは、実は初めて見ました。私の周りではガンダムネタが一般教養のように扱われていたので(IT系の人が多いから?)断片的な知識はあったんですが実際に見たことはなかったので、初めて「坊やだからさ」とか「シャア専用」とか目の当たりにして感動しました。しかし設定とかヒューマンドラマとか、ほんとよく出来てますね。歴史に残るのがよくわかる。個人的にはシャア様とマチルダ中尉に惚れましたが、オットはブライト艦長が好きらしい。「自分より優秀な人間を使う苦労」に共感できるからだそう。なるほどー。

2日は数少ない夫婦共通の友人が遊びに来てくれたので、手料理と旅先で買いためた国産ワインでおもてなし。プロジェクトマネジメントの難しさについてイロイロ話をしました。ちなみにわたくし、昔はプロジェクトマネジメントって「管理すること」だと思っていたけれど、今は「現場スタッフが100%の力で仕事ができる環境を作ること」だと理解しています。自分自身がやりやすかったプロマネ達がそんな感じだったから、あんな風になりたいと思っているのですよね。Cさん・Mさん・Kaさん・Oさん・Koさん・Tさんなどなど、振り返ればいいプロマネに恵まれたなあ。


VFSH0530.JPG 本日のメインは海老しんじょ。 

VFSH0532.JPG 秘蔵の小布施ワイナリー「ドメイヌソガ」。

VFSH0533.JPG 小倉出張で買った明太子がおいしい。

それからPCを買い替えたらOSがVistaになって、インターフェースが変わったのと、メーラーをVista対応のアプリケーションに変更したのとで、操作に慣れなくてただいま生産性が低下しております。関係者のみなさま、どうかご了承いただけますと幸いです。

そんなお正月休みでした。あ、もちろん論文もやってますよー。

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2007年12月28日

温泉バケーション

オットと2人、山形の温泉旅館にてバケーション(といいつつ私は博論プロポーザル執筆です)。

何回かリピートしているこの旅館は、いわゆるデザイナー旅館で内装が凝っているので、長期滞在して読書をするにはもってこい。加えて地元のいい素材を使った美味しいお料理と、源泉掛け流しのいいお湯が揃っていて、これはもう桃源郷です。

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こちらに前回訪れたとき、エントランスにあった2mはあろうかという大きなフラワーアレンジメントが印象に残っており、今回もそれを楽しみにしていたのですが、今回は普通の(といってもかなり大きい)クリスマスリースが飾られていて、ちょっと残念に思っていました。

がっっ、ある日夜中にお風呂に行くためにエントランスを通りかかると、なにやら花ばさみっぽい音がする・・・。もしや!と思ってのぞきに行くと、フラワーアレンジメントの制作中だったのです。お花好き、プロフェッショナル好き、ものつくり現場好きのわたくし。思わずお願いしてそばで見学させてもらいましたが、アレンジメントを見られるだけでも嬉しいのに、ましてやアーティストさんにお会いできて作業を見せてもらえるなんて、ほんと感激。作業の邪魔にならないよう気をつけつつも、いろいろ話を伺ってしまいました。

この方は地元ではなく神奈川在住で、この旅館のリフォームをするときにプロジェクトチームとして関わったのがご縁で、かれこれ7年ほどお正月用アレンジメントを創りにはるばる来るそうです。なお思わず訊いてしまったのは、大きいアレンジメントを創るときは何から着想するか(私も現在博論という大物に取り組んでるところですので)。そのアーティストさんのお仕事を拝見すると、イメージの枠に花を当てはめていくというより、その花の個性を活かす方法を考えているような印象を受けるので、花材ありきなのかな〜と思ったのですが、必ずしもそうではないらしい。お題があって、それに合う素材を考えて、見る人の気持ちを想像して、場の雰囲気を考慮して・・・と行ったり来たりして考案していくのだそうです(なるほど、論文もそんな感じで進めればいいのか、とこっそり考える)。それにしてもプロフェッショナルの人の話って、信念に裏打ちされていて本当に面白い!

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でも本当、エントランスに素敵なお花があるとホスト側のおもてなしの気持ちが感じられて、すごく印象的なんですよね。だからこそ私も、そこにアレンジメントがあったということを何年も覚えていたわけですしね。

こういう出会いがあるから旅って楽しいなあ。

お会いしたフラワーアーティストさん:
Chajinさん
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2007年12月27日

「普通」の凄さ

某お祝い会に、大好きな日本酒「黒龍」の一升瓶を差し入れることにする(酒豪が集う会なので)。

こういうときにいつも利用させていただくのは、福井の大津屋さん。研修でお世話になっており、ケースも書かせていただいた企業さんですが、普通にお客としてもお気に入りで、よく酒と蟹を注文しています。こちらのお店はネットでも注文できるのですが、敢えて電話で注文することも多いです。というのも、いつもすごく気持ちのいい対応をして下さるので。単にこちらの注文の品を受けるというより、こちらの要望を引き出して一番いい提案をしてくださいます。この時期なら蟹は何グラムぐらいのがいいだとか、その酒が好きなら無名ですけどこちらもお好きだと思いますよ、とか。それが1人2人ではなく、誰に当たっても(私のことを知らない方でも)同じように丁寧な対応なのです。ネット販売や東京のお店のドライというか機械的な対応に慣れていると、会話の多いこちらでの買い物は、終わったあと何だかココロがほっこりします。

多少なりとも組織の立ち上げや運営に携わっている身としては、こういう対応が出来る組織の背後には、経営者やリーダーの大きな努力があることが分かります。当たり前のことを当たり前に出来る人を揃えることが、如何に大変なことか。雇われサラリーマンをやっていたときにはあまり気付いていませんでしたが、自分でやってみると人を動かす、意識を変えるっていうのはほんとうに難しく、時間も手間もかかります。だから今は、こういう「普通のことがきちんとできる組織」には深い敬意を払うようになりました。

いやー毎回思うけど、あの人達、すごいっす。

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2007年12月17日

クリスマス気分

久しぶりにツマ日記。

平日・週末のないワーキングスタイルの私と、一般的サラリーマンかつ地方プロジェクトに携わっていたオットさんとでは、なかなか一緒に出かけるということができないんですよね。でも久しぶりに休みが合ったので、クリスマス気分を味わいに横浜に出かけました。

この時期、街中はイルミネーションがキレイですねえ〜。
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オットさんとバーで飲みながらいろいろ話す。夫婦だから家でもよく話はするんだけど、外でお酒を飲みながらだとまた違う話ができて楽しいです。考えてみると、仕事やキャリアデザインのような人生相談系は、外で話すことが多いかな。自宅のダイニングテーブルで向かい合っているときより、カウンターに並んで座っているときのほうが、「人生のパートナー」という意識が強くなるのかもしれません。

彼はタフな地方プロジェクトが終わりバケーションに入ったところで、気持ちに余裕があることもあってとってもとっても優しい。昔はもっとずっと短気で自己中な人だったのに、人って変わるのねえーと思わず口にすると、「オッサンになったんだよ」という言葉が返ってきました。そういうオッサン化なら歓迎だけどなあ。


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2007年12月10日

日本酒

日本酒LOVERの私ですが、最近すごーーく美味しい日本酒に出会えたのでご紹介(というか単なる自分用メモ)。

福井県・黒龍酒造 大吟醸「しずく」
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黒龍の大寒造りの大吟醸で、特に良く出来上がったものを搾らず自然に滴り落ちるのを集めて作ったものらしい。福井を訪れたときに「これは地元でもなかなか手に入らないんですよ〜」と言われながら飲んだこのお酒、まさか東京で再会できるとは!それなりに値も張りますが、迷わずオーダー。黒龍は全体的に飲み口が軽いですが、これはまた格別。どんどん飲めてしまいます。あー美味しかった。

もう一つは私の故郷のお酒。
三重県四日市市・タカハシ酒造 「天遊琳」
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実家の近所にこんな酒蔵があったなんて知らなかった・・・。三重は「宮の雪」「三重の寒梅」あたりがメジャーだと思うんですが、ちょっとベタっとした感じであんまり好きじゃないんですよね。だからあまり三重の日本酒には期待していなかったのですが、たまたま酒屋で勧められたこのお酒を飲んでみたら美味しかった〜!小さいけどこだわりのある造り手さんのようで、応援したくなります。故郷にこんなところがあるなんて嬉しいなあ。一度、帰省ついでに蔵見学にも行ってみようっと。
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2007年11月18日

Learning from newcomers

この日はソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)の定例ミーティングおよびニューカマー向けオリエンテーション。

まずはディレクター・ミーティングという、SVPの意志決定機関のミーティングです。私も含め、パートナー全員が本業を抱えている中で運営しているバーチャル組織SVP。なかなか思い通りにはゆかず、運営は泥縄なところが大きいのですが、今回改めて1年間の振りかえりをしたところ、去年立てた活動計画を全て実現していることが判明してちょっとびっくり。おお、けっこうなんとかなるものだなあ。まだまだボロはいっぱいありますが、少なくとも昨年に比べて格段に組織が強くなっているのは、エグゼクティブディレクターのIさんの手腕だと思う。うーん、有能なスタッフがいるか否かで組織の体力は決まるという好例ですね。

その後は、最近SVPのパートナーとなった人達向けのオリエンテーション。今回は、パートナーの1人が作った海外のソーシャル・アントレプレナーに関するドキュメンタリーを、制作秘話を伺いながら鑑賞しました。その後皆でわいわいとディスカッション。

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ところで非営利組織はミッションが強固だと思われがちですが、実際に中に入って感じるのは、意外とみんな考えていることはバラバラだということ。ベクトルが似ているからか根っこが共通しているからかは分からないんですが、一見するとミッションを共有しているようなんですが、みっちり話をするとスタンスや言葉の定義にズレがあるというのは少なくない。ズレ自体は自然なことだと思いますが、このズレが大きくなってくると組織的に問題。なので時々すりあわせが必要ですが、それが簡単じゃないのよねーーーと悩んでいたところ、今回の打合せを通して大きな学びが一つありました。それは「組織の価値は、外部の人間によって認識させられる」ということ。

SVPを数年間お手伝いしてますが、常に現場にいると運営の大変さに気を取られて、自分たちの価値というものに疎くなってしまいます。ですが新しくパートナーになったばかりの人(つまり外から来たひと)が、きらきらした眼で我々の価値を語ってくれているのに触れると、「自分たちには価値があるのだ」ということを改めて実感できるのです。そして、そんな価値のあることをやっているのなら、もうちょっと頑張ってみようかと思えるし、モチベーションも沸いてくる。誰かの語る言葉で組織の求心力を保つことには限界があると感じていた時だったので、外部からの好評価を受け続けることが求心力やモチベーションに繋がるのだというのは、新しい発見でした。これは使える!!

というところまで考えて思い出すのは、いろどりの横石さんが昔同じようなことを言っていたということ。以前、「自分たちの町の価値は内部でいくら語っても町民には分かってもらえない、町の外の人から評価されないとダメなんだ」という意味のことを話していました。そのときは私の経験が乏しくてよく分からなかったけど、今は実感できます。

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2007年11月05日

Keiko Leeのライブ

お誘いいただいて、Keiko Leeのジャズライブ@Blue noteに行ってきましたー。

もともと彼女のハスキーボイスがとても好きだったのですが、生のパフォーマンスを見たら彼女の全身から立ちのぼる雰囲気に惚れました・・・。すっごいSexy&Cuteなんですよ〜!さらには、バンドのメンバーをとても大切にしているし、彼らにも深く愛されているのだということがよく分かりました。あんな人達に囲まれて仕事ができるのは、さぞかし幸せだろうなーとライブ中ずっと考えてました。

仲間がいるからがんばれる、仲間のためならがんばれるというのは、最近私も強く感じています。

昼間は人に会っていました。いろいろと面倒な問題が起こっていて相談していたのですが、正直、なんでこんな面倒で手間のかかることをやっているのだろうかと思うことがあります。合理性や経済性ですっぱりと切り捨てることができたら、ずいぶんラクでしょうね。でもなぜそんな面倒なことを敢えてやるかというと、私を信頼してくれる人達や私が信頼している人達が大切で、この人達を笑顔にしたい、そのためにはあらゆる手を尽くしたいと思うからに他なりません。某経営者が「人は人の中でこそ育つ」という話をしていましたが、それは真実だと思う。だから、なぜやるか?という問いに対する答えは、その人達と一緒にいたいから、です(例え片思いだとしても)。これはいわゆる「仲良しクラブ」的に集いたい気持ちとはちょっと違う。目の前の快適さを求めているわけではなく、その人の夢の実現に自分が協力できるのなら努力は惜しまない、という感じでしょうか。そんな人に出会えた自分は幸せなのだから、それにまつわる面倒(もちろん少なければ嬉しいけれども)は許容すべきだと思うのです。

あるソーシャル・アントレプレナーさんに「なぜこんなに大変なことを続けることができたのですか?」という質問をしたとき、彼は明確に応えられず、「よく訊かれるけど、なぜだろうねー?」と自問してましたが、多分、こういう気持ちなんだろうなーと今は思っています。

楽しい一日でした。




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2007年10月19日

いろどりツアー同窓会

2月の研究会繋がりで、一緒に徳島にも行ったメンバーで同窓会をやりました。個々のメンバーとはあれ以来会う機会もあったのですが、まとめてお会いするのは3ヶ月ぶり。でもメンバーの9割が来るという、驚異の出席率。こうやって集まってくれる仲間がいること、心から有難いと思います。

みなさま、愛してますー黒ハート


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2007年10月14日

ココファーム

大好きな栃木のワイナリー「ココファーム&ワイナリー」が、
日経おとなのOFFの特集「自然を満喫、リゾートワイナリー」で
紹介されてました。
http://off.nikkei.co.jp/contents/food/archive154/article01.html

もともとはソーシャルベンチャー絡みで知ったワイナリーですが、そんなことは忘れても普通にワインが美味しいです。そしてワイナリーは、ブドウ畑を眺めながら自然の中のオープンテラスで食事ができるので、休みの日に出かけてぼーーっとするには最高です。

私個人にとっては、迷いが出たときにふと行きたくなる原点の場所でもあるのです。

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2007年04月15日

夫婦の会話

最近、友人(男)とのメールの中でパートナーとの会話というトピックになった。

彼はもともとうちのオットの学生時代からの友人なんですが、何度かうちに遊びに来ているうちに私とも仲良くなり、お互い相談相手として適している部分が多かったので、彼抜きでメールのやりとりをするまでに(一応オットをCCします)。私は基本的にアタマのいい人が好きですが、彼はそれに加えて柔軟な価値観とロジカルな思考を持っているので、話していてとても面白いんですよね。私がMBAそしてPhDの道を進むにあたり、彼とのディスカッションは考えを整理するのに大変役立ちました。一方で、私も少なからず彼のキャリアに影響を与えていると思う・・・。MBA留学をあおったのは何を隠そう私ですし、今回も色々人脈を紹介しているところ。

で、その友人と話していたトピックはこちら。
「恋人or夫婦に仕事の話をするのはアリか」

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