働く女子のキャリア格差(ちくま新書・国保祥子著)
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本書は、働く女性が直面する仕事と家庭の両立の壁、企業側の環境整備それぞれの課題に着目して、経営学の研究者としての知見やデータ、また「育休プチMBA」を通じてのべ4000人の育休者から接した経験、1人の働く母親としての実感、などをもとに執筆しました。問題の構造を分析するとともに、働く女性、そして女性活躍の一翼を担う企業の担当者に向けて実践的な課題解決策を提案したつもりです。また、女性のキャリアを全面に出してはいるものの、中身は働き方改革本でもあります。
日経新聞夕刊での書籍広告、また日経夕刊の書評欄「目利きが選ぶ3冊」で中小企業論、人材育成論を専門とする福山大学の中沢先生から「当然の5つ星(傑作)」という最高評価で取り上げていただいた影響で、一時的ではありますがAmazonのちくま新書で1位のランクインをするに至りました。私個人としては、本が売れることをこの本に関わってくれた皆さんが喜んでくれているというのが一番うれしいです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。