2013年03月28日

いってらっしゃい2013

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国保ゼミ2期生の4名が卒業しました。

先輩から後輩にバトンを渡し、後輩が先輩からバトンを受け取る春合宿(詳細はこちらに載っています)では、4年生にはゼミに入っての2年間でどういう学びを得たかプレゼンしてもらいましたが、遊びに来てくれた国保ゼミ1期生であり、現在は東京で働いているS木くんが後輩たちを見て、「失敗慣れしているというのがいいですね。自分で行動して失敗するという経験の上に自信を培っているのが、意味があると思う」という感想をもらしていました。うちのゼミ生の傾向として、成功自慢ではなく、失敗経験(とそこから学んだこと)を話す傾向があるんですが、これがタフである所以だと思っています。転んでも立ちあがれることを知ってるから、転ぶことを怖がらずに済むし、立ち上がる方法も分かっているから復活が早い。それは人としての強みだと思います。

社会に出るといろんなことがあります。大学の中では自主性をとても大事にしていますが、未熟なうちはそれが仇になることもあるかもしれません。理不尽なお客さんや、モチベーションに配慮してくれない上司もいます。頼れる先輩ばかりではないかもしれません。そしてそういう環境の中で、残念ながら身体やメンタルを壊す人もいます。これから先は、何があるかわからないグランドラインなわけですね。大学を卒業するということは、良くも悪くも、そういう世界に踏み入れることだと思います。

でも、転んでも歩き出せるタフさと、周りの人の力を借りる謙虚さがあれば、なんとかなるでしょう。そこはこの2年間で十分身に着けているはず。なので、去年も同じことを書いたけど、ゼミ生の卒業は「さよなら」というお別れではなく、扉を開けて社会という大海原に足を踏み出そうとする学生を「いってらっしゃい」といいながら見送る感覚です。ワンピースが見つかりますように。ちなみに去年いってらっしゃいをしたS木くんは「大学時代も楽しかったけど、社会人の今はもっと楽しい」と大変そうだけど充実した表情で話していて、いいねえと思いました。2期生もそうなってほしいものです。


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そして4期生は、ようこそ国保ゼミへ。これから一緒に過ごす2年間が、皆にとって実り多きものになりますように。1期生と2期生の休学組も大学に戻ってくるので、2013年度はこれまで以上に賑やかな1年になりそうです〜。


posted by Kokubo at 07:40| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域と大学(フューチャーセンター) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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