神奈川〜静岡を日常的に行き来してる私にはとても身近なニュース。早速実際に使ってみたところ、さすが新しい道路は走り心地がよいです。空いてるし。ただカーナビに載っていないのでうまくルートが探せず、ちょっと道に迷いました。「新清水」と「清水」があんなに離れているとは〜(笑)。
さて、新東名はサービスエリアに大きな特徴があります。これまでの移動中の立ち寄り所的なサービスエリアではなく、戦略的な商業施設としてのサービスエリアとして、NEOPASA(ネオパーサ)というブランドで展開してます。実際に行ってみたところ、ドッグランがあったり、セレクト雑貨コーナーがあったり、生鮮品が充実していたり、これまでとは設計思想が根本的に違うという印象です。たぶん私世代より上のサービスエリアの原体験って、不味くて高い食事と汚くて混むトイレだと思うんですけど、なんかもう全然違う。駅ナカビジネスの高速道路バージョンです。高速に乗らなくても入れることもあり、すんごい賑わってる。道路がすいてるのに、サービスエリアは駐車場待ち行列が出来ているくらいです。「海ほたる」同様、目的地になるサービスエリアですね。
そして、開通前から楽しみにしていた静岡サービスエリアに行ってみました。常日頃、「静岡」をどうアピールしようかと考えている身としては、NEOPASA静岡 がどうやって静岡をアピってんのかはとても気になるところ。
静岡SA(上り)のコンセプトは静岡の名産「お茶」だそうで、白×緑×白木、というカラーがたくさん使われております。静岡ってこういうイメージなのかなあ。
サービスエリアのイメージを覆すオサレ空間。
茶箱をイメージした商品ワゴンなど。
フードコートもきれいで広い。そしてスタッフさんの愛想がよい!
ディスプレイに茶箱がつかわれておる。これ欲しいな。
蘭字ラベルのお茶缶かわいいいいい!800円なり。
どこかでみたことのある鯖缶。清水の企業が作っています。
国産ツナ缶。なんとなくレトロパッケージがかわいい。
カフェコーナーでは、セティボンさんのバームクーヘンと静岡茶がいただけますよ!(私のときは売り切れていました。人気っぽいです)
ここでしか買えない品揃えにこだわっているそうですが、この辺の商品は、静岡駅の近くでも入手できると嬉しいなー。私は静岡県外の人にお土産を持っていく機会がものすごく多く、いつも頭を悩ませているので、このラインナップはちょっと羨ましい。静岡駅周辺にはいいものないんだよなー。
しかし、ここの「顧客」って誰なんだろう。県外から静岡に来た人が静岡土産を買っていくというのが王道だと思っていたのですが、意外と地元の人が多そうです。開通したばかりだからまだまだ安定しないだろうけれど、いまここに出現している新市場はいったいどういうものなんだろう。そしてこの市場は、どこと競合しているのだろう。
などと考えていたら、タイムリーにガイアの夜明けが取り上げていました。
新東名でチャンスをつかめ!〜ゴールデンウイークの結末は〜
「オクシズ(奥静岡の略称)」へのプラス・マイナスの波及効果にまで触れられています。これ教材にして、ディスカッションしたいなあ。こういう社会の変化を機会ととらえ、産業を創りだせる人を育成するのが経営系大学の役割なんじゃないかなと思います。