2011年08月15日

井川紀行・その1(SL編)

ただいま静岡市の産学連携事業として、静岡の井川(いかわ)という地域の活性化に繋がる観光商品の開発を手掛けています。

そのプロジェクトのために先日井川に行ってきましたので、そのレポートを3回に分けてお届けします!

今回はまずその1。往路のSL編です。



井川は市町村合併で現在静岡市葵区の一部となっていますが、もともとは「井川村」であり、静岡市街地より約60km、車でおおよそ2時間ほど走った山の中にあります。標高は約670mで、市街地とは5℃前後の気温差があり、夜はエアコン要らずです。

井川地区は、かつてはダム建設で栄えました。1957年(昭和32年)に完成した井川ダムは高さ100m超の中空重力式コンクリートダムであり、手掛けた中部電力としては初めての大プロジェクトだったとのこと。なおこのダム建設に伴って、550戸の井川村集落のうち主要集落193戸が水没することになったそうです。

井川地区はこのダムに多くを支えられています。1931年には金谷駅-千頭駅間(本線)、1954年に千頭駅から井川駅までの区間(井川線)が開通し、ダム建設用の資材や林業用の木材を運搬しました。大井川鐵道は資材運搬専用鉄道ではあったものの、貨車の後に客車を連結して井川村住民も無料で乗せたとのこと。井川線は開通後しばらくは中部電力の運営でしたが、1959年に大井川鐵道に経営が委譲されました。しかしこの語、井川村の人口は1961年の約8,400人をピークに減少し続けています。ちなみに人口はWikipediaの井川村を見ると650人となっていますが、静岡市の統計情報を見ると井川地区の418人となっており、井川村と井川地区では定義が違うのかしら、と思わされます。
jinko.jpg

名鉄グループである大井川鐵道は、静岡駅から約30分のJR東海道線金谷駅と千頭駅を結ぶ本線、千頭駅と井川駅を結ぶ井川線に分かれており、本線は蒸気機関車(SL)の動態保存、井川線は日本唯一のアプト式鉄道という、お好きな方にはたまらない感じの路線となっています。なお本線は1日23本のうち3本がSLによる運行で、SL分はメールによる予約制をとっていますが、動きを見ていると、どうやら受付がメールなだけで処理自体が自動化されているわけではないもよう(笑)。裏で誰かが頑張っている姿を想像すると、なんか和むわぁ。ちなみに所要時間は、静岡→金谷(30分)、金谷→千頭(90分)、千頭→井川(110分)で、約4時間で3,660円の行程です。

それにしても、静岡にSLがあるなんてびっくりしました。
そして第1回目のモニターツアーは、私にとっても初めての井川訪問・SLデビューだったので、わくわくですよ!

SL-0.JPG
金谷駅からSLに乗りこみます。

SL-1.JPG
中はこんな感じ。レトロかわいい。

SL-3.JPG
車窓からの眺めは、こんなだったり、

SL-4.JPG
こんなだったり、

SL-5.JPG
こんなだったり。静岡らしいぃぃい!

SL-6.JPG
名物おじさん的な乗務員さんが登場し、ハモニカを吹いてくれるというおまけ付き。

SL-7.JPG
千頭駅に到着。ここから井川線に乗り換えます。

SL-9.JPG
井川線のアプト式の列車は赤くてカワイイ。

SL-10.JPG
赤いベンチシートがこれまたレトロかわいい。

SL-12.JPG
トンネルの高さに合わせてあるため天井が低いのです。ほら、ジャストサイズ。

SL-11.JPG
そして車窓はこんなかんじ。

SL-14.JPG
こんな風に林の中を延々と進みます。

SL-15.JPG
と思ったら橋も渡る。足元はすぐ渓谷なので、高所恐怖症の方はちょっと辛いと思います。

SL-17.JPG
周りには吊り橋がいっぱいあった。井川につくまでに10個くらい見た気がする。

SL-18.JPG
井川ダム。

SL-19.JPG
井川駅に到着後、井川地区に入るには陸路もありますが、井川湖の渡船を使うのがオススメ。

SL-21.JPG
出航後はこんな風景が広がります。この日は雨の後だったので少し水が濁っていますが。

SL-22.JPG
少し遠回りして井川湖にかかるつり橋「井川大橋」をくぐり、(このつり橋、車が通れるんです)

SL-23.JPG
井川の集落(本村)に到着です!


往路のSL編はここまで。その2(生活編)に続きます。




posted by Kokubo at 19:12| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。