2011年08月14日

静岡エクスカーション

先日、友人が静岡に遊びにきたのでいろいろとご案内。
私も赴任するまでは全く知らなかったのですが、意外と色々な魅力に溢れていますので、ブログ上でも少しご紹介したいと思います。


まず久能山東照宮
徳川家康は将軍職を退いてからは、静岡は駿府城に住んでました。そのおかげで城下町の静岡は繁栄し、今でもその名残を随所に見ることが出来ます。例えば、静岡では「葵」という名称やモチーフを随所に見ますし、駿府城跡地周辺には、「茶町」「鷹匠」「呉服町」「両替町」のように、機能を表した地名が多いです。ここ駿府で晩年を過ごした家康は、元和2年(1616年)の没後は遺命によりこの久能山の地に埋葬されています。自分が守り神となることで、西の敵から江戸幕府を守ろうとしたのだと言われています。その後三代将軍家光によって日光東照宮が造営され、御霊の一部が移されています。東照宮といえば日光しか知らなかったのですが、オリジナルは静岡だったんですねえ。なおGoogle Map上で見ると、この久能山と日光を結ぶ直線上に富士山があることが分かりますが、これはおそらく偶然ではなく、何らかの意図があったと思われます。

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さて、この久能山東照宮は車で直接いくことは出来ず、駿河湾側からの表参道として1,159段の石段と、ロープウェーと2つのルートがあります。私はへたれなので石段を使ったことがないのですが、地元の方は新年の初詣で登ったり、ここで働く神主さんたちはこの石段で出勤しているらしく、すごいな〜と思います。

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駿河湾と久能街道の石垣イチゴが見降ろせます。

家康の遺骸が埋葬されているという神廟は割と地味なのですが、権現造の本殿、石の間、拝殿は2010年12月に国宝に指定されました。

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色遣いが日本じゃないみたい。

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こんなところにも葵の御紋が。

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門から見降ろす風景がけっこう好き。


次に、(財)静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center、通称SPAC)へ。SPACは、専用の劇場や稽古場を持ち、専属の俳優、専門技術スタッフが活動を行なう日本で初めての「公立の文化事業集団」なんだそうです。舞台芸術のビジネスモデルをがらりと変える試みですね。舞台芸術には疎いわたくしですが、ここは建物が素晴らしいんです。

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茶畑に映えるグレーの建物。静岡っぽい!

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案内板もいちいちカワイイ。

このSPAC、写真以外にもいくつか建物があり、どれもすごーくカワイイものでした。ところどころに茶畑があるのが、静岡らしくていいかんじ。が、普段は一般公開していないのが残念。いい観光名所になるんじゃないかと思うんですけどね。


そして由比漁港・浜のかきあげやでゴハン!

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かき揚げうどん700円。かきあげ丼も美味しいです。

静岡と言えば桜エビ。今は桜エビのシーズンではありませんが、生を冷凍保存しているので桜エビ含有率の高い美味しいかき揚げが年中食べられます。桜エビは漁が解禁されるのが年に4カ月くらいだけなんですが、それでも十分の稼ぎがあるとか。なお漁業権は世襲制、成果は皆でプールして均等割りするシステムを取っているそうです。


その後は清水漁港にある「河岸の市」にふらふらと行ってみたり。

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程よいサイズの市場で、美味しい海鮮丼が食べたり、新鮮な魚を購入したり。


その他のオススメスポットとして、

D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKAのカフェで静岡の丘陵を見ながらお茶する
・茶町にある製茶工場併設のショップ&カフェ茶町KINZABUROでお茶を買ったり「茶っふる」を食べる
・静岡発祥で東京にも店舗を展開しているヴィノスやまざき静岡本店で静岡地酒を購入する
・静岡発祥のキルフェボンの一号店でケーキとお茶する


等があります。
静岡、楽しいですよー。どうぞお越しください。


posted by Kokubo at 02:05| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域と大学(フューチャーセンター) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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