2009年09月28日

NPOの将来を担うマネージャーさんたちにケースやりました

過去日の日記になりますが、18日にチャレンジコミュニティプロジェクトで、「ソーシャルカンパニー・マネジメント講座」として1コマ教えてきました。

参加者は石川、秋田、岐阜、愛知、愛媛、新潟、宮城、静岡、北海道、山形とほんとうに日本全国からの参加者がいらっしゃいました。秋田だけはまだ行ったことないな〜。行ってみたいな。KBSの地域起業家養成研修を知っていたり、見学したことがあったりという方が多くて、嬉しかったです。

今回のみなさんの参加理由で一番多かったのは、個人活動だったNPOが成長してマネジメントが必要になってきたから、というもの。しかもトップではなくミドルが多い。私が提供出来るコンテンツ、および提供したいターゲットの、どストライクです。しかし皆さんの多くは新卒でこの業界に入っているそうで、若いうちから自立的に動いててすごいなあ。これくらい若くて柔軟なうちにNPO業界に入って、体当たりで覚えていくというのも十分アリだなあと思えました。(ただし、時々は今回のようなOff-JTの機会を作る必要はあろうかと思います)

多くのNPOは学生インターンを事業の核にしているとのことですが、ふつうに考えると学生でしかもボランティアのマネジメントって、めちゃくちゃ難しい。助成金を財源とする奉仕活動や単発イベントならともかく(この場合は学生を受益者にできるから)、それをリソースとして事業化するというのはほとんど不可能に見えます。しかし一方で、難しいのが分かっているからこそ、それが出来ているのはすごいと思いますし、なぜ出来るのかに興味をひかれます。

そんなチャレンジングな環境にいる皆さんに、「Bija」使ってケースセッションをやりました。このケースは飲食業というイメージしやすい業態で、かつ地域(浜松)なので、ディスカッションは大もりあがり。最後には、皆さんにこの日の学びを踏まえて自社の課題と対策を考えるというワークをしてもらいましたので、そこから一部を抜粋して載せてみます。

「見直し振り返りの機会が少なかったので、外部の意見を聞くように仕組みづくりをしていけたらと思います。厳しいことを言う社長への営業を強化したい。」
「今日気付いたのは組織が仲良しクラブだったことです。新入社員が入ったときに違和感があって、これまでマネジメントしなくても進んでいたので、組織がどういう組織なのか組み立てる必要がある。」
「なぜ自分が始めようと思ったのか立ち返って、その手段をリストアップして、その手法を改めて考え直してもいいのかと感じました。」
「今日講座を受けて、きちんとわかった上で目標数値を明確にすることで、フラットな組織や個人も育つマネジメントができるのではないかという希望感が出ました。」
「今日解決したかったのは組織の中の学生のスタンスで、それは最後のレクチャーで解決しました。そこからインターン自体が経営の問題だとわかりました。インターンは手段でしかない。でも私はインターンが手段として正解というスタンスで考えていたので、もう一回代表と一緒に要素と一緒にこだわること・こだわらないことを考えなおしたい。」
「ここで仕事をしていると、自分たちの言語で語るようになってしまう。頭で思っていることが説明できてないと改めて気付いた。」
「自社の新入社員を考えて社員の育成計画やキャリアビジョンを考えるのが大事だなとおもいました。」


などなど、嬉しいですねー。
こういう方々がマネジメント層として育っていってくれれば、日本のNPOも頑強になってゆくのだろう、と思います。組織の強度は、マネージャーの質で決まりますから。期待してます〜。

お世話になりましたETIC.のK勢さん、Y内さん、H川さん、S鳥さん、どうもありがとうございました。

NEC_00258.JPG
みっしりディスカッションの跡。



posted by Kokubo at 00:43| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育と研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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