お友達が始めたこのお店、行きたい行きたいと思いつつもなかなか足を伸ばせずにおりましたが、たまたま立川在住の方と打合せをする機会があったので、じゃあクルミドコーヒーにしましょう!と。
細部にまでこだわりのある店内。
木材がふんだんに使われていて、素敵でしたぁ。こういう自然光たっぷりの空間って大好きです。ステンドガラス風のランプも、可愛いなあ〜。このお店、いろいろなものが子供目線で作られていて、大人目線しか持ち合わせていない私は、想像力を刺激されます。
最近、経営に「想像力」って大事だなあと思ってます。経営や組織のマネジメントって、自分のアクションや言葉に対して相手(ボスとかスタッフとか顧客とか取引先とか株主とか)がどう反応するのかを予測する、また、ある事象は誰(ボスとか・・・以下同文)のどういう意図の結果なのかを推測する、すなわち想像力をフル活用してひたすら考える作業だなーと思うんです。あ、たぶん研究も同じ。
昔、ストックホルムの名門MBAでファイナンスを勉強している方に、数字嫌いの私は「いったいファイナンスのどこが面白いんですか?」という質問をしたことがあるのですけど、そのときの彼女の回答が「imagination」でした。ファイナンスがイマジネーション??とそのときは腑に落ちなかったんだけど、今はよくわかります。でも、ファイナンスだけじゃない。経営全般も、組織マネジメントもイマジネーションだ。そう考えると、何か自分の思い通りにならないことがあったときも、それは相手が悪いんじゃなくて、自分の想像力の欠如が招いた結果なんだと思える。
このクルミドコーヒーのような、自分の持っていない目線を意識させられる環境というのは、すごくいいイマジネーションのトレーニングの場になるなあと思います。トレーニングの機会は、意識をしないとなかなか作れない(しかも学ぼうという意識がないとスルーしちゃうんですけど)から、やはりいろんな経験を積むことが自分の幅を広げるためには大事なことなんだろうな。そしてそれが経営にもいい影響を与えるんだろうなと思います。だからこそ、子供のような多様性をもたらす存在には感謝し、大切にしなきゃいけない。そして、そこまで考えると、なぜワークライフバランスが社会に必要なのかはとても腑に落ちる。
なんちゃって。我ながら理屈くさいな〜。
※このお店については、私が語るより、All Aboutのコラムを見た方がいいと思うので、URL貼っておきます。
KURUMED COFFEE クルミドコーヒー 西国分寺
西国分寺駅前、かつて小さかった大人たちのために